2022年12月3日に公開されて爆発的なヒットをしている映画『THE FIRST SLUM DUNK』。
漫画やアニメで人気のスラムダンクの映画化だけあり、公開前から賛否両論でした。
3D化やアニメ作品との声優メンバーの変化など、アニメファン心理をくすぐる映画化。
公開後は、好意的な意見が大多数になっていた。
いままで、湘北ベストでありながら、脚光を浴び辛かった、宮城リョータの過去を軸に感動を巻き起こす作品に仕上がっている。
宮城リョータの過去にスポットライトを当てた時に、映画『THE FIRST SLAM DUNK』と読切漫画『ピアス』の関連に気付いた方は、かなりの井上雅彦先生の作品を読んでいるファンではないでしょうか?
映画『THE FIRST SLAM DUNK』と読切漫画『ピアス』の関連に気付いてか、もう一度映画を見直すと、新しい感動がさらに感じられること、間違いありません。
映画スラムダンクで発覚した宮城リョータの過去(ネタばれあり)
映画のオープニングから宮城リョータの地元で、リョータの少年時代の記憶から始まります。
リョータの大好きな兄との思い出がたくさん出てきます。
リョータと大好きな兄との大切な思い出の中で、最後に悲しい思い出も出てきます。
大切な家族であるお兄さん失った兄妹、大切な息子を失ったお母さん。
それぞれの感情がすれ違って切ない描写がリョータの過去では続きますが、合間合間で、現在の試合の場面が出てくるので現在と過去の描写が両方を盛り上げてくれます。
映画スラムダンクと読切ぴあすぴあすピアス』とのリンク
読切漫画『ピアス』は一人のあやという女の子プレゼントのピアスを海に投げ捨てて、リョータと思われるリョウという少年が飛び込んで拾ってくるエピソードから始まります。
あやはお母さんの恋人にヤキモチを妬いてお母さんへのプレゼントと思われたピアスを捨てるのですが、結果お母さんとお母さんの恋人からあやへのプレゼントでした。
あやの気持ちをくんで、リョウが自分の耳に穴をあけた時に「マイケル・ジョーダンみたいだろ?」というシーンがあり、バスケットボールをしている少年なんだろうと推測されます。
そのあと、2人の秘密基地のシーンで3年前に釣りに行った帰ってこないお兄さんを待っているという設定も、宮城リョータの判明した過去のエピソードと同じです。
映画で判明した宮城リョータのエピソードが読切漫画『ピアス』とリンクし過ぎていて、読切漫画『ピアス』は宮城リョータの過去のエピソードではないかと言われています。
そして、読切漫画『ピアス』で少女あやからりょうへの手紙に「あやこより」と署名されてました。
それに対してりょうが「リョウタだよ」とつぶやくシーンで、リョウタは宮城リョータ、あやこはマネージャーで宮城リョータが恋焦がれるあやこさんではないかとの憶測、そしてあやこという名前に印象があっただけではないかと推測される両方の予想がたっています。
どちらにしても素敵でロマンチックなエピソードです。
まとめ
ひとつひとつを読んでも面白い、『スラムダンク』や『ピアス』。
ファンはその一つ一つのつながりを探してみるのも面白いと思います。
他の作品にも隠れつながりがないかじっくり探してみてください。
漫画のスラムダンクを読んでバスケットボールを始めた方、アニメスラムダンクを見てバスケットボールを始めた方がたくさんいるように、映画『THE FIRST SLUM DUNK』を見てバスケットボールを始める子が増えそうです。
コメント